◆6月5日(土)10:00~11:30 @Zoom
パネリスト:山本高栄教諭 (名古屋市)
ファシリテーター:藤田理恵 (音楽レシピの会)
パートナーティーチャーズから寄せられる事務局への相談で、いま最も多いのが「行事の持ち方」について。
会場のレイアウト、収容人数、マスクの有無 e.t.c...から、保護者・職員への周知の仕方、等々、2学期以降の音楽会や合唱コンクール、どのように実施すればいいのか…頭を悩ませていらっしゃる先生が多い!ということで!緊急でオンラインサロンを行いました。
お集まりいただいたパートナーティーチャーズは、関東、北陸、愛知、関西、と地域もバラバラ!
まず、山本高栄教諭(名古屋市)に、昨年校内合唱コンクールを名古屋市内のホールで成功させた実例を細かいところまでお話いただきました。
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①劇場との綿密な連携
・感染ピーク時を想定して、劇場担当者と客席や導線のレイアウトを工夫した。
・行事担当の先生3人と複数人で打合せに出かけ、理解している人が音楽科の先生だけにならないようにした。⇒職員室で共有
②保護者との関係づくり
・工夫して練習している旨、何度もプリントにまとめて保護者へ伝える努力をした。
・何かあったら管理職からも説明してもらえるように、工夫してやっていることを管理職にも周知した。
③子どもとの信頼関係
・子どもからの「歌いたい」「聴いてもらいたい」を大事にした。⇒担任の先生も自然に協力してくれた。
・換気を徹底することで、まず子どもが安心できるようにした。
換気については、音楽室で空気の流れを視覚化する実験を行い、サーキュレーターを購入してもらって置く場所を工夫したことも、実際に音楽室内を見せて説明してくれました。
『音楽をあきらめない』という音楽の先生の姿勢と、実際に様々な工夫をして、それを職員室や保護者にも知ってもらうこと。
その積み重ねが行事の成功にもつながることがわかりました!
◎山本先生が実際に子どもや保護者に配ったプリントを見せてもらえました!
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集まった先生方からは、若い先生から校長先生もいらしていて、様々な立場からのお話が聞けました。
●「聴く」という活動がかなりできているので、子どもが変わってきていると感じる。
●楽譜に向き合えるようになったと思う。
●コロナだから、返って授業に集中している。
等、前向きなお話も。
また、行事をするにあたって「もしもの事態はどうするかを考えていましたか?」の質問に対し、音楽の先生がすることと管理職などがすることを分けて考えて、全てを抱え込まないようにした方がいい、というお話も出ました。
昨年はほぼ全員の先生が「音楽の行事なし」だったのに対し、今年は皆さんの学校で実施の方向です。
少しでも参考になってたらいいなと思いました!
★参加のパートナーティーチャーズからのご感想★
山本先生本日はありがとうございました^ - ^藤田先生いつもお世話になり助かります。前向きに今日もなれました。またよろしくお願いします!
ありがとうございました。音楽をあきらめない!頑張っていきます。
今日はありがとうございました。音楽科だけでなく、みんなで連携して進めていくことが大事ですね!もう一度、ガイドライン等を確認し、周知していきたいと思います。
先生方の取り組みの工夫をお聞かせいただけるという貴重な機会をいただき、ありがとうございました。職場だけでなく劇場との綿密な意見交換などを通じての相互理解や、校内でのスモーク実験などの実証データの集約、といった山本先生の普段からの取り組みが具体的に聞けてとても勉強になりました。
他校の演奏を聴く機会がなくなり、何とかしてそのような場を設けたいです。もちろん感染対策を徹底して。
音楽科が受け持つ責任と管理職などの方が受け持つ責任と分けて考える、というのは確かにその通りですね。
はじめまして。今日はありがとうございました。勤務校では校長の方がやる気で、私の方が後ろ向きになっている感じです。職員間の意識も差があるので、折り合いをつけるのを頑張っていきたいと思います。
山本先生の学校でうまく合唱コンクールがあの形でできたのは、ひとえに山本先生と学校全体がうまく機能しているからだろうと思います。音楽の先生一人だけでは合唱コンクールはできず、音楽の先生と生徒達の関係、担任の先生と生徒達の関係、そして音楽の先生と担任の先生方の関係、さらに学校と保護者との関係、これらがうまく機能しているからこそ、そしてタイミングが良かったからこそできたことだったと実感しました。
音楽を止めずに!の気持ちで今日のようなつながりを持てることは素晴らしいことです。
終わってから、山本先生から皆さんへ、手書きのお手紙が届きました!
♪またこのような場が持てたらと考えています!
パートナーティーチャーズのみなさん、何か話し合いたいことやシェアしたいことなどありましたら、事務局までお寄せください☆
<代表:藤田>